痛いのは海外でも飛んでいる

先日テレビを観ていて、素敵なコマーシャルに出会いました。
医療機器メーカーのニプロのコマーシャルなのですが、世界の
さまざまな国で女性の看護師さんが、小さな子どもをなぐさめ
元気づけるシーンが紹介されています。

・アルゼンチン(スペイン語)
「Sana, sana colita de rana, sino sana hoy, sanara manana.」
(治れ治れカエルのおしり。もし今日治らないなら明日治れ)

・フィリピン(タガログ語)
「Aray aray umalis ka.」
(痛いの痛いのどこかいけ)

・アメリカ(英語)
「Pain, pain go away, come again another day.」
(痛いの痛いのどこかいけ。別の日に戻ってこい)

・日本「痛いの痛いの飛んでいけ」

多少の違いはありますが、基本的な発想はどこも同じですよね。
ほっこりした気持ちにまりました(*^_^*)

ちなみに、私の記憶だと「痛いの痛いの~」のまえに「ちちん
ぷいぷい」という枕詞(?)がついていたと思い、しかしこれ、
どういう意味??

調べてみると、その昔江戸時代の三代将軍の徳川家光の乳母
である春日局(かすがのつぼね)が、家光をあやすときに言った
「知仁武勇」(ちじんぶゆう)という単語がもとになっている
ようです。だいぶ変形しましたね(笑)

ワクチン後進国

世界の先進国の中で、日本の予防接種制度が最低レベルだと
いうことを聞いたことがないでしょうか。

多くの国でB型肝炎や、おたふくかぜ、ロタウイルスのワクチンは
国が定期接種に指定して、無料で接種することが可能ですが、
日本では無料ではありません。
WHO(世界保健機関)は、先進国では水痘(みずぼうそう)ワク
チンも無料化することが望ましいと勧告しています。水痘ワクチン
は、2014年10月からようやく定期接種になりましたが、おたふく
かぜは定期化の時期が未定のまま。

ワクチン開発の進んでいる日本は、実際はワクチン後進国なの
です。

また、日本では、同時接種も混合ワクチンも用いないため、毎回
1本ずつ病院に通うことになっていますが、アメリカでは生後2か月
の未熟児であっても、同じ日に6種類のワクチンを接種します。
ヨーロッパでは3か月の赤ちゃんに6種混合のワクチンを使います。
子どもにとっても連れて行く親にとっても、負担が軽いのは明らか
ですよね。

さらに、受けやすい体制を作って接種率を上げることを優先する
アメリカと違い、日本のワクチン接種には細かなきまりが多すぎる
ことも問題で、そのために発症率が高くなる病気もあるくらいです。

それでも昔に比べればだいぶ良くなっては来ているようなので
将来の子ども達のためにも、今後も制度を改善してもらえることを
願っています。

子どものひとり寝

ハリウッドの映画を観ていて前から疑問に思っていたのですが、
アメリカ人の家庭では子どもは小さいうちから自分の部屋で
ひとりで寝るのがふつうなのでしょうか?

ある調査によると、自分の子どもと一度も一緒に寝たことがない
アメリカ人は32%いるそう。
ではぎゃく68%の人は子どもと一緒に寝るのではないかと思い
ますが、この人たちも一緒にねるのは子どもが本当に赤ちゃんの
時までで、幼児になったら一緒に寝ないのが一般的のようです。
早いうちから子どもの自立心を育て、夫婦の時間を大切にする
という考え方が根強いためです。

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一方、日本では9割以上の子どもが父親か母親、もしくは両親や
家族全員で一緒、という子どもが大多数で、夫婦だけで別の
寝室を持つ家庭はかなり少ない様子です。

ちなみに、世界的に見ても親子が同じベッドや同じ部屋で寝て
いるのが大多数派で、アメリカのようなひとり寝はごく少数派
だとのこと。

日本の添い寝では母親は母性を深め、子どもは全身で愛情を
感じ取ることができます。赤ちゃんが母親の腕の中で過ごす
時間が長ければ長いほど成長に良いということがわかり、
最近ではアメリカでも赤ちゃんと添い寝する母親が増えてきて
いるそう。

私も日本人のおかあさんとしては、添い寝する姿にむしろ憧れが
ありますが、アメリカ人の夫婦の時間を大切にする考え方も
ちょっぴりうらやましいです(^^)

イクメンセレブ

海外セレブの中にも子育てを楽しむイクメンが急増しています。
ここでその何人かをご紹介しましょう。

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●マーク・ザッカーバーグ
Facebookのマーク・ザッカーバーグは愛娘のために2か月間の
育休を取りました。世界的大企業のCEOの父親としての行動に
注目が集まりました。
ちなみに、彼の歯科医であるお父上の子育て論も話題です。

●ウィリアム王子
ジョージ王子誕生の際は空軍勤務で2週間、救急ヘリコプターの
操縦士として働くシャーロット王女の時は6週間の育休を取得。
ベビーシッターに任せず「できるだけ普通の子育てをする」という
意向で、キャサリン妃と育児に励んでいます。

●ジャスティン・ティンバーレイク
人気シンガーの彼も、妻ジェシカ・ビールとの間に第一子サイラス
くんが産まれた時、子どもの成長を見届けたいと言って、多忙な
スケジュールの中しばらくの間一切の仕事を休みました。

●ヒュー・ジャックマン
ナイスガイの人気俳優はイクメンとしても有名で、妻で女優の
デボラ・リー・ファーネスと共に、養子のオスカーくんとアヴァちゃん
に厳しい愛情のしつけを心掛けているのだとか。

●デビッド・ベッカム
現役サッカー選手だった頃から、子どもの送り迎えや朝食の準備
は彼の仕事だったそう。最近は子どもたちもすっかり大きくなり
ましたが、いまだに一緒に外出する姿をよく撮られていますね。

出産大国フランス

「恋愛の国」というイメージの強いフランスですが、近年「出産大国」
との呼び声が高いのをご存知ですか?
1993年に1.6%だった出生率を回復させて、現在は人口維持に
必要と言われる2%台をキープしている、数少ない先進国なんです。

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日本の「おかあさんにやさしい国ランキング」のランクが低いことは
別ページで書いた通りですが、フランスはママさんたちが子育てを
楽しめる環境が整っている国です。

例えば、働く女性が出産しようとした時に、日本では出産によって
降格処分を受ける企業が実在しますが、フランスでは産後も同じ
ポジションが法律で保障されています。
また、育児休暇も日本の1年に比べて3年間という長さなので、
一番大変な時期に充分子どもに時間をかけることが出来ます。

また、子どもが学校に通うようになってからは、夏休みが丸々
2ヵ月もありますが、それに合わせて5週間有給休暇を取ることが
出来るのです。
有給休暇を「権利」ではなく「義務」と考えるフランスでは、この
有給休暇の取得率は男女ともにほぼ100%なのだそうです。

そもそも仕事に関しても、フランスでは職場でも定時で帰ることが
当たり前なので、残業の必要もないし、ましてや子育て中の
女性が定時で帰るのに引け目を感じる必要がありません。
男性も早い時間に帰宅して、子育てに積極的に参加します。

日本の出生率の低さはずっと問題視されていますが、フランス
くらい社会全体が家庭を大切にする考えにシフトしないと
改善は難しそうですね。

海外出産事情

国際化が進むにつれて、海外で出産する日本人妊婦さんも
増えてきました。
日本と海外の出産事情はどのくらい違うのでしょうか?
日本の常識と海外の常識を比べてみましょう。

●入院期間
日本と海外では産後の入院期間が大きく違います。
日本では産後5~1週間(帝王切開だと7~10日)ほど入院して
いますが、アメリカではなんと1日。長くても5日くらいの国が
ほとんど。

●出産方法
日本では自然分娩が主流で、「痛みを味わってこその出産」と
考えられていますが、海外では無痛分娩が主流。母体への
負担が少ないので、産後の回復が早いのもメリット。そのため
入院期間も短いんですね。
フランスやイギリスでは体温と同じくらいの温度の水中で出産
する「水中出産」も最近人気です。
また、日本でも夫が出産に立ち会うのが一般的になりましたが、
国によっては夫のみならず、両親や兄弟、友人までもが立ち
合える病院もあるようです。

●産後ケア
家事や育児が女性の仕事とされる日本では、里帰りしてママの
実母が赤ちゃんの世話をする文化がありますが、海外では
パパが産休を取得して産後のママのサポートをします。
アメリカでは2週間ほど、ヨーロッパでは3か月もこの時期に
パパが育休を取ることがあるのだそう。

ヨーロッパの教育制度

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子ども1人育て上げるというのは並大抵の苦労ではありません。
もちろん、そこにはお金という現実的な大問題も大きく関わります。
日本では子供1人あたりの大学までの費用は、全て公立校でも
1千万円、私立ではその倍以上と言われています。

一方、教育にかかる費用が日本に比べて断然安いのが
ヨーロッパ。教育費がまったく必要ない国というのもあるんです。
イギリス、フランス、ドイツ、フィンランド、スウェーデンでは高校
卒業までの義務教育期間の教育費は親が負担する必要が
ありません。
しかも授業料だけではなく、なんと教科書や給食費、文房具に
いたるまでのすべてを含んだ費用がタダなんです!

さらに、欧米では奨学金制度なども充実しており、子ども達に
平等に学べる機会が与えられていますが、日本ではいくら成績が
良くても授業料を理由に進学をあきらめざるを得ない子供たちが
たくさんいるのが実情です。

しかし、うらやましく感じるヨーロッパの教育制度にも、良し悪しが
あります。
日本に比べて個人の多様性を尊重するため、飛び級や落第も
大いにありえるのです。
性格や個性が違うことが当たり前とされるヨーロッパに対して、
日本では幼い頃から集団行動に重きを置きます。和を大切に
して協調性を育む点では、日本の教育の方が優れていると
言えそうです。

給食費を払わない親がいたり、先生たちがモンスターペアレント
に悩まされたり、日本の教育制度も親の費用負担が軽減される
ことで、解消される問題も少なくないのではないでしょうか。

育児休暇

日本でもここ最近やっと「イクメン」なんてものがもてはやされる
ようになりましたが、実際は育児休暇は女性でも取得できずに
会社を去る人がいる中、男性が取るなんてまだまだ一般的に
なりそうもありませんよね。

外国の育児休暇の取得率はイギリスが男女とも12%、ドイツは
男性が18%・女性81%、オランダでは男性18%・女性が40%、
スウェーデンはなんと男性78%・女性87%、ノルウェーでは驚きの
男性89%・女性94%だそうです。さすが北欧は違います。
ちなみに日本はというと、男性が1.8%・女性が87%です。

アメリカは育児休暇という制度自体が存在せず、3~6ヶ月の産休
の後、育児休暇や時短勤務などの制度がない代わりに、子どもの
検診や急病の時には有休を時間単位で取ることが可能。ママでも
パパでも遅刻や早退ができて、周囲の理解も高いので柔軟に
対応してもらえるそうです。

また、育休取得率の高いノルウェー、スウェーデン、ドイツでは、
父親が休める「パパクォーター」という制度があります。有給である
と同時に、ママに譲ることはできず、パパ自身が使わないと消滅
する制度なので、ほとんどのパパさんたちがこの制度で育休を
取っているんです。

日本でも本当はもっと育児に関わりたい男性は多くいますが、
国や社会の理解を高めないことには、なかなか現実的ではない
ですよね(;_:)

おかあさんにやさしい国ランキング

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国際慈善団体「セーブ・ザ・チルドレン」が毎年母の日に調査している
「おかあさんにやさしい国ランキング」をご存知でしょうか。
世界179ヶの国や地域を対象にしていて、「母親の健康」や「子どもの
福祉」、「教育」「収入」「女性の政治的地位」という5つの項目を
評価して作られます。

その調査によるランキングは以下のとおり

1位:ノルウェー
2位:フィンランド
3位:アイスランド
4位:デンマーク
5位:スウェーデン

北欧が強いですね。アジアでは14位のシンガポールが最高位で、
気になる日本の結果は32位。

最下位はソマリアで、西・中央アフリカはコンゴや中央アフリカなど
ほとんどの下位を占める結果となっています。

ところで、日本が他の先進国に比べて低いランキング結果に
なってしまったのは「女性議員の割合の低さ」が原因なんです。
日本の女性議員は「11.6%」という割合で、これだけ見ると179ヵ国中
140位。総合ランキング最下位のソマリアよりも下回っているのです。

これに比べて総合ランキング上位の国々の女性議員の割合は、
ノルウェーが39.6%、フィンランドは42.5%、3位のアイスランドが
41.3%、4位のデンマークは38.0%、5位のスウェーデンは43.6%と
軒並み高い割合を誇っています。

日本も、女性議員を増やして女性目線での教育や福祉の充実を
図ってほしいものですね。